低空ヴァイオリン-緊張

先日、人間ドックへ行ってきた。

歳であるから、ここ数年、毎年行っている。

昨年からは胃の検査をバリウムを飲むことから胃カメラに変えた。
そろそろ歳であるから、このほうがよいだろう。
ごく小さいやつだがポリープもあるので、1年間の変化を見てもらいたいわけだ。

緊張

準備からして緊張の連続だったが、さて、
いよいよ胃カメラを入れるというところで、先生「なーんだ、なんでこんなに緊張してるんだー。これじゃ、はいらねーよー」
である。

まいったなあ。
なんでもかんでも緊張してしまう悪い癖がこんなときにも出てしまった

自宅での録音でも緊張

ぼくは、とにかく緊張する。
ところが、まわりにはあまり伝わらない。
こっちが緊張していても、それはあまり、伝わらない。
普通にボーっとしているので、緊張がバレないのだ。

しかし、何かしゃべると声は震えるし、声も小さいし、笑いがぎこちないし、体がかたくなったりしているからばれてしまう。

(逆に、緊張していると、けっこう大きな声と早口でしゃべるときもある。こっちの症状が出ると、好調というか、ハイになっているような印象を他人に与えるので、さらにやっかいである)

自宅でヴァイオリンを録音するときも緊張する。
ドキドキする。
体に悪いからあまり録音しない。

以前、よくカラオケをうたって録音していた。
自分しかいない自室で歌っていた。(これも不気味といえば不気味だが)
誰に聞かれているわけでもないのに、緊張して、リズムをはずす。
どうしても、リズムがはまらない。
涙が出るほどつらいが、何度もやりなおして、なんどもやりなおす。
でも、リズムがずれてしまう。

緊張して、体が硬くなっているから、脳が命令してから、体が反応するまで、最低でも、たぶん1000分の11秒は遅れている。

音程もずれる。
音量のダイナミックスもばらばら。
伸ばしている音が途中で大きくなったり小さくなったりバタバタする。
フレーズの途中で音の大小がバタバタする。

楽しむために歌っているのに、修行のように苦しいのではやってられないから、歌うのはやめた。

ソフトボール大会の思い出

体を動かすのが苦手である。
緊張して硬くなることが多いので、小学校のころから体育は大の苦手である。
特に、順番を待つ種目が苦手。
だれでも多少はそういう傾向はあるのだろうが・・・

たとえば、跳び箱。マット運動。
並んで自分の順番が来るまでに緊張が増して、自分の番のときはガタガタ。
打順というものがあるソフトボールなども苦手。

社会人になってから、ソフトボール大会に、若いという理由だけで駆り出されたときがある。
後半になって出場ということになり、いよいよ出番というとき、自分の打順が近づくにつれ、全身ガチガチで、ノドはカラカラ、手はぶるぶる震えて、足はガクガクいっていた。
自分の一人前でゲームセットになって、ホっとした。
命が救われたような気がした。

緊張

軽く緊張するのはいいのだろうが、ここまで硬くなると、どうにもならない。
自室で一人で音楽していても緊張するっていうのは、度外れている。

ぼくが緊張しやすい原因は、臆病なところにあると思う。
音を出すことがこわくて出せないのだ。

ヴァイオリンやっていて、そんなバカなことがあるのかって?
音を出せたらいいなというあこがれがヴァイオリンをいじらせているのだが、臆病だからどうにもならない。

そんなわけで、いつになっても、なめらかに弾けそうな気がしない。
ぼくのヴァイオリンはいつも緊張した固い音しか出ない。
臆病なぼくには、こころを開放することはできない。

ノビノビとか、大胆とか、おおらかとか、そういう音は何百年やっても出せないだろう。
そんな音が出せたらどんなにいいだろう。
臆病な性格に邪魔されず、おもいっきり音を出せたらどんなに気持ちが良いだろう。

今日のBGM
岩代太郎の作曲による、『愛の香り~Fragrance Of Love』がめちゃめちゃキレイでお気に入りです
高嶋ちさ子のラヴィン・ユー
高嶋ちさ子のラヴィン・ユー